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■営繕かるかや怪異譚 その参
待ち伏せの岩/火焔/歪む家/誰が袖/骸の浜/茨姫

図書館に予約していた、かるかや最新刊の順番が回ってきました。2ヶ月待ったよー
いつもながら表紙のイラストが素敵で、まじまじと眺めては何かを見つけて「ヒャッ」となる
違う視点からの意見って大事だよねと思ったり
ドールハウスを覗いてみたくなったり
代々祟るお話がくると、キタキタキターってなる(笑)
静かに訴える幽霊のお話はなんだか切ないです
隈田さんや尾端さんが登場するとホッとするし、住職の秦さん、造園の堂原さんもいいなあ
最後のお話の、職人さんたちの話しぶりがとても好い



*****

先日、BS映画で「ツレはうつになりまして」を見ました。
すると一緒に見ていた母が、原作を読みたいというので、借りたのをきっかけに、
細川貂々さんの作品をたくさん借りてよんでました。・・18冊くらい読んだかな?
読んだ順序は必ずしも発行順ではないけれど、
他人の人生がまるまる描かれているものを読む、というのもなんだか不思議で
自分自身の人生の一部を切り取って、作品としてまとめるってどんな感じなんだろうな

自分はそんな風に割り切って整理できるかな
何かの拍子に思い出しただけで、感情が渦巻いて時間を忘れてしまうくらいなのに


身の回りを早く整理して片付けないとなあ

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■いだてん 完全シナリオ集 第1部・第2部

大河ドラマ「いだてん」がそのままそこにあった・・!
巻末の俳優インタビューを読んでみたくて借りたのだけど。
ほぼ台詞しか書かれていないようなシナリオが、何故かめっちゃ面白い!!!
ドラマのシナリオ集など初めて目にしたけれど、うわー面白い。
まーちゃんがいる。金栗四三がいる。嘉納治五郎がいる。
写真や人物相関図も載っているから、思い出すのに役立つよい本でした。

うん、いだてんはやっぱり面白いなあ。


9/7
■くらのかみ
児童向けのためか振り仮名がたくさん。
容赦なく小野不由美さんだった・・いや、児童向けだから死者が出ない。容赦はあった。

■編集者 宇山日出臣 追悼文集
故人のことは知らないけれど、小野不由美さん、乙一さんの文章が読みたくて。
くらのかみのことにも触れてあり、なんだか幸せそう。
せっかくだし、と他の作家の方々の追悼文も読んでみる。
知らない人を知っているような錯覚が生まれつつある。


9/13
■緑の我が家
初めて読む・・と思ったけど、読んだことがあるような気がする。
子供の霊は存在することそのものがなんだか悲しい。なんでかな

■黒祠の島
時間がなくて一旦返却した。またの機会に~


6月からの読書熱も引き始めたのか、集中力がなくなっている。
いましばらくは、他のことがしたいかなあ


9/23
■過ぎる十七の春
以前も読んだことはあるのだけど、この機会に復習
小野不由美さんの作品は、代々祟るお話が本当に多い。基本テーマなんかなあ





■ホラーを書く!
小野不由美さんの「屍鬼」語りを読みたくて。
夏野くんのくだりに、全力でうんうん!とうなづいたわ

■悪夢の棲む家 上・下
ゴーストハントの続編。表紙はナルかな?


8/24
上巻 ~5章まで。始まり方が前作と違うんで戸惑いつつも、
お馴染みのナルと麻衣のやりとりでようやくホッとする。
挿絵の麻衣、ズボン短くて色っぽすぎん?

8/26
上・下巻ともに読了。
前作リライト版や屍鬼を読んだ後のせいか、少し物足りなかった・・。(なんだと)
広田のオカルト嫌いにもなにか重暗い理由があるんだとばかり。
ご近所トラブル。前住人にもう少し寛容さがあったなら・・。と思わずにいられない。
最後の少女霊のシーンが切ない。
なんとなく前作のおさらいをしているような内容だったけども。
ぼーさん、綾子、ジョン、真砂子、リン、安原さんと、おなじみのメンバーが登場して嬉しかった。ナルの性格も徹底してるなあ。
ゴーストハントはこれきりになったらしいが、すごく、リライト版で読みたいな!
広田が重い奴になってると嬉しい(ん?)
ユージーンのことも・・。
たしかに死の直前の行動は知りたいと思っていたが、前作で終わっていれば、切ないなりに一件落着だったのに。という気持ちもある。カモン続編~!


 余談:営繕かるかや怪異譚の新刊が26日発売だっけ。
 図書で借りたいけど、いつ入るかわからんし。迷うなあ


■屍鬼 上巻   第一部 鴉たち/第二部 深淵より呼びぬ

7/28 
読み始めた。厚みと文字列二段構えがやばい。
初めに村が消滅したことを明かされてから~の、村人たちの普通の日常描写。
これから何が起こるのかと不安になる。

8/1
三章~魔性の子のかおりがする・・・。
静かに、緩やかに、なにか恐ろしいことが進行しているような・・。

8/3
日々、少しずつ読んでいるためか、毎日お通夜のような憂鬱さ。
第一部から第二部へ入り、疫病の疑いが・・すごくたいむりー。
24年も前の作品だけど、今年の件を連想せずにはいられない。

8/5
静信の前にしか現れない、沙子はいったい何なんだろう。
実在してるのか幻想なのか・・・。
疫病疑いだけではない、複数の不可解な出来事に困惑してる。
これはなに? これはなに? むむむー

8/7
上巻読了。
異常事が主要人物の間近にまで迫ってきたー。
夏野はゾンビと戦ったりするのかな?
葉書の件で恵(かもしれない?)がどう動くのか。
どうして彼の手に渡ったか気が付くかしら。
正雄が夜に見たものはなんだったんだろう。
桐敷家と辰巳はどう関わっているんだろう。あああ、気になるー!

下巻を早く借りにいかなくちゃ・・!


8/8
借りてきた!
きっと振り返りたくなるから、上巻も借り出し延長しました。


下巻はさらに分厚い・・。(げふっ)

それにしても不思議な絵。
民家を見下ろす上巻と洋館を見上げる下巻の絵は続いているみたい。
暗くて不安になる。


■屍鬼 下巻   第三部 幽鬼の宮/第四部 傷ついた祈り

8/11
~六章まで読んだ。夏野がピンチ。夏野には生き残ってほしいなあ…。
唯一昼間でも自由に行動できる、辰巳がラスボスなんだろうか。
それとも一見無害に見える沙子だろうか。
序章で山火事から逃げたワゴンに乗っていた男が誰なのか、棺桶の中身はと気にかかる。

8/12
~356p。
沙子がやはりラスボスか・・!?
夏野のことが残念だけど、これで終わる気はしない。
敏夫が一線を超えてしまって・・事情もわからず実験台にされた奥さんが不憫に思える。
正直好きになれない人間ばかりが出てくるけれど、屍鬼になってしまうのはやはり悲しい。
まるで村ごと乗っ取られていくよう・・。
村の終焉も近い。
火を放つのはいったい誰になるんだろう。

8/13
~426p  第三部十六章まで。
どこにでも現れる辰巳がこわい。
勇敢な昭も年貢の納め時かな?かおりは一人になってしまうねえ・・。
静信が屍鬼に肩入れしてしまうのは、死者に寄り添うお坊さんだからか、個人的なものなのか。
主要な登場人物たちがどんどん絶望的なことになってきて・・とてもこわい。
律子さん・・。

8/16
~694p 第四部八章まで
いつのまにか、狩るものと狩られるものが逆転していて。
被害者だった平凡な村人が、分別をなくした加害者に成り代わっている。
ごくごく自然な成り行きとして、そうなっていることが、とても恐ろしいと感じる。
そして、家族による決着も当然のように起こっている。
村人はもう、元の村人には戻れないだろう。
千鶴の最後が惨たらしくて、哀れに思えてしまう。胸に焼き付く。
人の正義ってなんじゃろう

著者やばいわーこの人が一番こわいわー

8/16追記
屍鬼 下巻読了。
車で逃げた、棺桶の中にはきっと沙子が入っるんだろうな。とは思っていたんだけれども・・?
火を放つ役が完全に予想外だった。あんたかああああ
名前のある屍鬼のなかで、最期がはっきりしていない者は、もしかしたら生きているかも?
合流できたろうか。打ち合わせでもしてないと難しいか。

敏夫や村人のその後も気になるけれど。。
落ち着いたあとに、正気を保てなくなる人もいただろうな。。
守ろうとしたものは失くし、元凶になったものには逃げられてしまったわけで、つらい。



初めは本の厚みに怯んだものの、読み始めると面白くて、中断するのが難しかったです。
読みや意味が解らない言葉を検索して調べてみたり、そういうのも楽しかった。
登場人物たちの内面が深くて、自分の中にもありそうな声もあって、
ああそうだ、これ十二国記でも感じたものだなと何度も思った。そうだよ・・!

これが漫画化されてるの・・?見たいような見たくないような。ううー
まあ、そのうち、縁があったら、でいいですね。

ふうー。次はなにを読もう。